アウェイな環境は、可能性とイノベーションの宝庫

私はアウェイな環境、が得意です。
皆さんはどうでしょうか?

小学2年の時、父の仕事の都合でアメリカに住むことになりました。
十分な説明も、英語のレッスンも受けずに、いきなり現地での小学校生活がスタートしました。
(当然説明はあったのだろうが、覚えていない…)

違う国の、分からない言葉を話す、見た目も違う人たちだらけの教室。
まさに完全アウェイにブチこまれたも同然。

いやー緊張するとか、心配だなあ、とか、
もはやそんな余裕のあるレベルではございません。

しかし子供の特有の柔軟さで、
いつの間にか馴染み、やがて日本に帰りたくないほどに。

その後の人生も
バンコク、名古屋と、自分の意思とは無関係に環境が変わり、
そのうちに「新しい場所に飛び込むこと」自体が自分の好物に。
なんというか、アドレナリンが出ます。つまり楽しいのです。

今、経営者や起業家の方の出張プロフィールフォトグラファーとして、
このアウェイを楽しめる能力が私の強みになっている気がします。

初対面の方々と短時間で一定の信頼関係を築き、
その人の「らしさ」を見つけ、引き出す。

これは、アウェイな環境に慣れていった中で培ったスキルだと感じています。

アウェイな環境を楽しむには、
「周囲に馴染むこと」をゴールとするのではなく、
独立した個としての視点を保ちつつ、
緊張の中で研ぎ澄まされる感受性を存分に活かすこと、が大切だと考えます。

コミュニケーションを通じて「新たな視点を得る機会」として前向きに捉える。そんな関わり方が、可能性やイノベーションを生み出すのではないでしょうか?

「知らない環境に飛び込むのが苦手」、
そう思っている方も多いかもしれません。

だけども、そもそもが「孤独な個々」だと思い、違いを楽しむことができれば、新しい可能性が広がって行くかもしれません。

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写真は数年前の名古屋駅。
この頃私は名古屋3年目くらいでしたが、
見慣れた風景も旅の途中のような、アウェイな気分で眺めると、新たな魅力を発見できます。

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