先日ビジネスパーソン向けの瞑想ワークショップに参加してきました。
これまでYouTubeを頼りに自己流でトライしたことはありましたが、レクチャーを受けながら瞑想するのは初めての体験。
深い呼吸をしながら「理想の未来」や「ありたい姿」を具体的に思い描く時間があり、そのことがビジネスでの自己実現に繋がるとのこと。
それならば、「私がいつも、ついついしてしまう”妄想”って、結構ビジネス的には有益なんじゃない?」と気が付きました。
「こんなことができたら楽しい」
「あの人とこんなコラボ商品創るの、絶対いいに決まってる」
もちろん職業柄「こんなライティングであの人を撮影してみたいな」も。
そんな妄想がどんどん広がって、人に語りすぎたり、いい歳をして時に眠れなくなることも…。
かなり具体的に頭に描き、気持ちも実際にワクワクしてしまうのです。
忙しい頭の中を整理したり、静めたりする能力を身に着けたく参加したワークショップでしたが、私の妄想力は実は「ビジネスにおけるヴィジョン」を描くのに役立ってるのだっ!と、かなり自己中な解釈を得て、前向きになり帰路につきました。
(鎮めるコツももちろん教えて頂きました!)
私は子どもの頃から絵を描くことが好きでした。
その流れで大学も美術の分野へ行きました。
真っ白な紙に一本の線を引いて何かを生み出す。
そんな「ゼロから何かを描き出す」行為には、実はちょっとした勇気と具体的に頭に描く力が必要です。
例え写生であっても、いったん脳内でイメージを描けなければしなければ、手は動きません。
そんな訓練を長年してきたことが「妄想力」や「描き出す力」となり、思いがけず今のビジネスを進める原動力になっていると感じています。
最近よく聞く「アート思考」「デザイン思考」「クリエイティブ思考」。
「創造力」や「想像力」と言われるとなんとなく特別な才能に紐づけられている様なプレッシャーを感じる方も多いと思いますが、「妄想力」。どうですか?誰でも出来そうじゃないですか?
私はあえて、「妄想力」を推したい思います!
みんなもっと妄想しよう。
「ヴィジョン経営」という言葉も良く耳にしますが、なんだか少し堅く、難しそうに聞こえますが、
「妄想力を育てる」という視点をひとつのアプローチとするのもアリかなと思います。
現実がまだ追いついていない段階で、
あえて「盲目的に」自分が描くイメージを信じる力。
周囲にまだ理解されなくても、描き続けてしまう力。
そして、イメージから湧き上がる感情を擬似的に先取りして味わえる力。
これはただの空想ではなく、
「Vision」という言葉の語源のひとつ「幻想・幻」の力を、前に進む原動力に変える行為なのだと実感しています。
そして今日も、やっぱり私は妄想せずにはいられない。
でも、そんな妄想があるからこそ、前に進めている気がしています。
※写真はWebサイト、SNS掲載写真等サポートさせて頂いている岡田農園様の撮影から抜粋。
岡田農園様:https://okada-nouen.com/